4年目の寄木漁港

南三陸町歌津の寄木漁港では埠頭の工事がほぼ完了し、防波堤もかさ上げされて真っ白に輝いていた。

寄木漁港全景 手前は小船を陸揚げするスロープ 

被災1年後に訪れた時は、船着場は海に向かって傾き、海草が生えて緑色になっていた。地盤沈下によって満潮時はかなり上まで海水に漬かるようになっていたのである。
いまは漁港全体がすっかり新調され、荷役用の小さなクレーンも立っている。先端が傾いて波に洗われていた防波堤も、かさ上げされて真っ白に輝いている。

通りがかりの人に聞いたところ、一番多いのがワカメ養殖で20隻以上、次がホヤ養殖で5隻くらい、カキ養殖は2隻だと言う。
ホヤは需要の過半を占める韓国が輸入を禁止しているので、景気が悪いという。

南三陸町歌津にある小さな内湾の漁港 寄木 2016年3月27日

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寄木漁港パノラマ1
正面の埠頭の左端、ここから右に見ていく。
寄木漁港パノラマ2
左奥に、歌津の集落が見える。
寄木漁港パノラマ3
ちょうど正面が防波堤の先端である。
寄木漁港パノラマ4
クレーンの先に、少し奥まった船着場がある。下段に示す。
寄木漁港奥パノラマ1
この部分は荷揚げに使うようだ。左側背後は2車線の道路で、奥には駐車場と陸揚げした小船の置き場がある。
寄木漁港奥パノラマ2
奥の船着場正面。
寄木漁港奥パノラマ3
防波堤の内側。以前はもっと幅が狭かったが、軽トラックが通れるようになっている。
寄木漁港奥パノラマ4
防波堤。荒天の荒波を防ぐ海抜3m程度のもの。かさ上げされた。