浄土寺の河津桜

2011年の初めての植樹会で植えられた早咲きで色の濃いカワヅザクラ。原産地の伊豆の河津町から寄贈されたものという。数輪の花が咲きはじめていた。

数輪咲き始めたカワヅザクラ 

浄土寺まで、桜ライン311代表の岡本翔馬さんが案内してくれた。
浄土寺は歴史の古い浄土宗の寺院であるが、津波で本堂は床上浸水したが被害はなく、本尊も無事だった。
カワヅザクラは、山門(鐘楼を兼ねる)の脇を小径を登ったところに植えられている。従って、参詣の際は参道の左手に見えることになる。
津波の到達ラインに植える、という趣旨から周囲を見渡すと、いかに広い範囲が浸水したかがわかり、胸を突かれる。
地理不案内のところを車で案内されたので位置を把握していなかったが、浄土寺はキャピタルホテル1000の北西1kmほどの所に位置し、その中間には県立高田高校がある。
高田高校は、ホテルのフロントの娘さんが当時在学しており、高台に逃げて助かったというところで、校舎は昨年の4月に新築されている。

陸前高田 浄土寺 2016年3月26日

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浄土寺
厭離山欣求院浄土寺。天正2年(1574)に創建された古刹である。
津波到来線に植えられた桜
皆で説明を聞く。津波襲来のときは、この先が一面の海になった。
桜は河津町から贈られた
カワヅザクラとその碑。
桜ライン311代表
代表の岡本翔馬さん