南相馬市の支援物資集積所に到着

津波で流されてきた漁船があちこちに散らばる田圃を過ぎて、目的地の南相馬市の社会福祉協議会、支援物資集積所に着き、荷卸しする。

南相馬市
荷卸しした支援物資 

国道115号線が相馬市に至ってから、南下して目的地の南相馬市に着く。
途中、田圃に大小の漁船があちこちに残された津波浸水地を通った。津波がかなりの内陸まで到達していることに驚く。
夜闇が迫る頃、南相馬市社会福祉協議会の支援物資集積所に着く。南相馬市中心部は高台にあり、津波の被害はない。
新鮮な野菜と果物、トイレットペーパーやタオル、軍手などの支援物資を荷卸しする。

担当者からは、「南相馬市 災害ボランティア」と表示されたキャップを頂いた。翌日、食堂や喫茶店に行くと、これを見た人たちが皆、「ご苦労様です」と挨拶してくれ、いささか面映い。

荷卸後は原町駅近くに宿を取ってすぐ休んだ。コンビニが営業を再開していて、弁当やビールを買うことができた。コンビニの物流機能は偉大だ。災害時には特にその威力を発揮する。

南相馬市 2011年4月30日

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南相馬市 津波の跡1
田圃に流れ着いた小船が船腹を見せている。ロープで結ばれた船具や浮き輪も残された。
南相馬市 津波の跡2
より低地には、より喫水の深い大きな船が残されている。走行するトラックの中から撮影。
物資集積所
ほのかに明るさの残るうちに、目的地に着くことができた。
コンビニが営業を開始
南相馬市では、コンビニが営業を開始していた。暗い市内にコンビニの明るさが嬉しい。前回の訪問時は町が暗かったという。